午後から撮影。
8×10カメラをかついで、JR天満界隈。
天気もいいし、このあたりはおもしろい場所が多くて楽しい。
あっという間に10枚のフィルムを消費してしまう。
撮影終了後、ヨドバシカメラへ。
撮影済みネガフィルム整理用のファイルを購入。
年末の休みの間に、今年撮影したモノクロネガを整理する予定。
さらに心斎橋のGalleryNADARへ。
ここで、「えんどうさんに会いたかった」という若い女性に遭遇。
珍しいことである。
「いろいろ噂をきいていて、お会いしたいと思っていたんです。」とのこと。
モノクロ関係の複数の知人から私のことが聞いていたらしい。
しかし、いろいろって、どんな噂なんだろう・・・

富士フイルムのネガフィルム、印画紙などが2月から値上げするとのこと。
なくなるよりはいいが、やはり痛い。
私は大判モノクロフィルムは富士を使っている。
これが20%程度値上げとのことで、1ヶ月1万円程度フィルム代に使っているので、
経費が2000円余計にかかることになる。
銀塩関係は生産中止や値上げが相次いでいて、
さびしい限りである。
カメラ雑誌もデジタル関係の記事が増えていて、
世の中の流れはどんどんとデジタルに向かって傾いている。
私は、デジタルは面白いと思うし、デジタルを否定するわけではないが、
これだけ短期間にデジタル方面への移行が進むと、ちょっと待ってくれと思ってしまう。みなさん、ほんとうにデジタルでいいのですか?と。
デジタルの技術はものすごい勢いで進歩しているが、
まだまだ過渡期の技術であると思う。
「35mmフルサイズのデジタル一眼は、大判カメラ並みの画質」というようなことを聞くが、本当にそうなのか。
解像度は確かに上がった。
しかし、写真は解像度だけで語られるものなのか。
私の印象では、デジタルには向いている被写体と向いていない被写体がある。
カメラ雑誌では、それを書かないようにしているか、
書いてもあまり目立たないようにしているように感じられる。
くどいようだが、デジタルがだめだということではなく、
得手不得手を考えた上で使えばよいと思う。
それを考えれば、こんなに急激にデジタル化が進むわけがないと思うのだが・・・。
これだけデジタル関係の記事が多いカメラ雑誌でも、
巻頭の口絵の写真はほとんどフィルムでとられた作品なのだ。
みんな、そこのところをどう考えているのだろう・・・。