今読んでいる本。
真木悠介「時間の比較社会学」。
何年か前から私は「死」について考えている。
死は人にとって避けることができないものだけど、
それをどのように受け止めて行くのか、あるいはどうして受け止められないのか、などなど・・・。
その中で、死の観念と「時間の概念」が関係しているな、ということを最近考えていて、
それを写真の作品にしてみたりといろいろしているのだが、
今回この本を読みはじめてみて、
そのあたりの具体的回答かそのヒントが得られるのではないかと期待している。
時間に対する観念は、時代や社会によって異なっていて、
私たちが現在持っているような時間の観念を相対化させるためにさまざまな社会における時間の観念の違いを取り上げている。
ただし、読み進むにつれて難解になってきていて、
最後まで理解できる自信がない。
まあ、繰り返し、繰り返し読んでみようと思う。

時間の比較社会学 (岩波現代文庫)

時間の比較社会学 (岩波現代文庫)