クレーの天使

今読んでいる本。
「クレーの天使〜変容する魂」。
クレーが描いた天使の絵に関する評論。
以前買って読んだが良く分からなかった本を、
今回再び読んでみた。
1枚の絵について、3〜4ページの評論なので、
今回は前から読むのではなく、開いたところからランダムに読んでいくことにした。
そのほうが、一枚ずつの絵と向き合うことができるかな、と考えた。
一見ラフに書かれたようなこれらの天使たちに込められた作家の思いを、
作家の人生と絡ませながら読み解いていく。
病気やナチスからの迫害など様々な負の境遇をユーモアに昇華させる作家の精神の強靭さは感動的である。
そして、自分自身の写真に欠けているユーモアについて考える。
写真において、ユーモアとはなんだろう。
その話はまた今度。

クレーの天使 変容する魂

クレーの天使 変容する魂