二日前にバスに忘れ物をしたのでバス会社に電話。
「ありますよ」
とのことで、バスに乗って車庫まで取りに行く。

この車庫のあるあたりは、昔住んでいたところで、
なつかしいなと思いつつ、歩いてみた。

歩き始めるとすぐに激しい雨が降ってきて、閉まっている店の軒先で雨宿り。
ぼんやりと雨を見ながら、いろいろなことを思い出す。

家まで歩いて帰ってきたのだけれど、今日歩いた道の途中には10年前まで住んでいた家もあり、
自分の40年前と15年前と今を結ぶ道なのだな、などと考える。

それぞれの場所に微妙な思い出があり、苦笑したりため息をついたり。
そして、40年前からまったく成長していない自分にも苦笑とため息。