東京で買った本、もう一冊は、
金子光晴の「金花黒薔薇草子」。
文庫本になっているのは知っていたが、横尾忠則の装丁がよくて、
思わず単行本を。

金子光晴 金花黒薔薇艸紙 (小学館文庫)

金子光晴 金花黒薔薇艸紙 (小学館文庫)


昨日から読み始めているが、これがとても面白い。
まあ、なんというか、荒唐無稽なエロ話。
山田風太郎ばりの荒唐無稽さだけど、
読むものを異界に運ぶその手管がなかなかのもの。
この本は、金子光晴が亡くなる直前に聞き書きで作られたのだが、
80歳にしてこの想像力はすごい。
こんなエロじいさんになれるかな。


その本を買った、神保町の古書店「書肆ひぐらし」。
この本屋については、まだ話の続きが。
それはまた今度。