朝、「自由研究手伝って」と言って甥っ子がいきなりやって来た。
考えるのがめんどくさいので、持ちネタ「ピンホールカメラ」をやらせる。

カメラ完成後、外で撮影。
明るい曇天で最初は1分の露光で試したところ、やや足りないようなので、
2分、4分と時間を延長して撮影。

自分を撮りたいというので、
「2分間じっとしときや」
と言って撮影したが、子供にはちと難しいようで、
笑ったりしゃべったりで顔が動いてしまい、気持ち悪い写真になってしまった。
今度は、4分の露光で、私と甥っ子が一緒に写る。
私は4分間同じ姿勢で、甥っ子は「分身の術」といいつつ、
1分ごとに違う場所に移動して撮影した。
結果、分身の術は失敗で、ほとんど姿が映っていなかった。
1カ所の時間が短かったようだ。
かろうじて手だけがうっすらと写っていて、
心霊写真の術になってしまう。
私は、一応大人なので4分間動かずに我慢し、
見事に写真に写り込んだ。