昨日は、31日限りでなくなってしまう京都のBar倫敦亭へ。
夜7時から1時半ごろまで飲む。
最初の2時間ほどは他にお客さんがいなかったので、
マスターに今までに聞けなかったいろいろな話を聞かせてもらった。
いつも明るいマスターの、心の裏側に初めて触れた気がした。
ぽつぽつとお客さんが来始めて、
それぞれに別れを惜しんでいた。
私はこの店に23年ほどお世話になっていて、
数々の思い出があるのだが、
一つ一つの思い出よりも、
その場所の空気が好きだったのだなと感じた。
いつもの隅っこの席に座り、
29年間この場所で呼吸をした壁を見ながら、
時間の重さを感じ、
それを肴に酒を飲んだ。
この時間が二度と戻らないことが残念でならない。
マスター、29年間、本当にお疲れ様でした。