続 写真とユーモア

写真とユーモアについて。
日本の写真でいうと、まず思い浮かぶのが赤瀬川源平氏。
氏の写真集「正体不明」はかなりおもしろい。
この写真集を見ると、街を歩くのが楽しくなる。
街の風景が違って見える。
これぞ写真の視覚効果!
あと思い浮かんだのは、オノデラユキさんの「RomeーRome」。
イタリアのローマではない2箇所のローマで撮影された写真。
ステレオ写真の片方にはスウェーデンのローマ、
もう片方にはスペインにあるローマという街が写っている。
さらに、この写真はカラー写真にみえるのだが、
実はモノクロ写真である。
モノクロプリントの上から人工着色されているのだ。
2枚のローマの写真の間に、ステレオカメラを持って移動している作家の顔が浮かぶ。
なんでここまでやるんだ、という思いと、
その映像の美しさが見る人を楽しく混乱させる。
さらに日本の作家で思い浮かぶのは・・・(続く)

話は変わって、昨日のこと。
昨日は、大阪肥後橋のTheThirdGalleryAyaの新プロジェクトの打ち合わせ。
若手(?)アーティストを売り出すプロジェクトのミーティング4回目。
7人の作家が集まって、写真やアートの話、そして今後の方向性について。
私も一応メンバーなのだが、他の人たちがすごいので、
なんだか、ここにいていいんだろうか、と不安になる。
7人の顔ぶれはかなり多彩で、パフォーマンスの人が一人、
インスタレーションが一人、残りの5人が写真である。
写真も、かなりバラエティーに富んでいて、
これからいったいどんなことになるんだろうと、
不安半分、楽しみ半分。
自分の作品に関しては、不安100%・・・


TheThirdGalleryAya
http://www.threeweb.ad.jp/~ayay/home.html