黎明期の写真

曇天。蒸し暑い。
仕事帰りに、雑草の撮影。
先日撮った団地に撮影に行くと、みごとに雑草が刈り取られていた。
残念。
まあ、あれだけ生えてれば刈られてもしかたないか・・・。
気を取り直して近くの河の土手へ。
曇天で撮影がしやすい。
機材はライツミノルタCL、ズマロン35mmf3.5。

夕食は一人なので、残り物とスーパーの惣菜ですます。

食後、先日買った「ライフ写真講座」の「68人の写真家」を読む。
1800年代中頃の黎明期の作品が意外と面白い。
カール・フェルディナント・シュテルツナーという人が1843年に撮った集合写真は、
それぞれが面白い表情で勝手な方を向いていて、いきいきとした楽しい写真だ。
1943年といえば、写真術が発明されてから4年しかたっていないのだ。
当時写真はたいへん貴重な技術であったと思われるが、
その時期にこんな失敗を恐れぬ写真が撮れるとは驚きである。
現在見られる「風景、静物、記録、ポートレート」などは、ほとんど最初の20年間にとられ始め、かなりの成果を見せているようである。
そう思うと、写真というのはこの時期からほとんど進歩していないのかもしれない。