楽しみにしていた写真年鑑の「石元泰博ロングインタビュー」を読む。
石元氏はアメリカのバウハウスで写真の勉強をしていて、
ハリー・キャラハンやスタイケンといった、
写真界の大御所が普通に出てくるのが愉快。
「キャラハンがまたしゃべらないの」と、
ハリーキャラハンは、写真と同様に静かな人だったようだ。
一方でアーロン・シスキンドは、
「シスキンはバリバリいくらでもしゃべるの」
と、なんか近所のおっさんのようなノリである。
キャラハンは写真界のヒーローであるが、
40代後半になっても写真があまり売れず奥さんがスーパーでバイトをしていたり、
などという話も出てくる。
なにやら、写真史の裏側をのぞき見るような、
とても楽しいインタビューであった。

写真年鑑―写真いま、ここに (2006) (日本カメラMOOK)

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