小さな島から大きな島にやってきて、今度は街で遊んだり。

旅に出てから、ほとんど晴れ間が見えない。
この時期のこのあたりは雨季で、天気はこんなものらしい。
ある島でものすごい雨に降られたのだけど、地元の人が、ちょっと離れたら地面も濡れてないよ、と言うので、
ほんまかいなと思ったら、ほんとうにそうだった。
あんなに雨も風も強かったのに…
それが亜熱帯の気候なのか。

本屋で、山之口貘の詩集をみつけて欲しくなったけれど、思いとどまる。
なにか、この島の空気を持ち帰りたい、と思ってしまうけれど、それは、自分の場合は写真でいいわけで、あまり物に入れ込むのはよくない。
三線もほしくなるけど、これもやめておこう。

朝はどうも眼が覚めてしまうので、朝の散歩が続いている。
暗いけれど、確かに生きている街の中を歩いていると、何かの生き物の体内を彷徨っているように思える。
そんな街が好きだ。


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