祝日。
やはり天気のよい、文化の日

寒くなった。
冬鳥のジョウビタキもやって来た。
木々の葉も水分を失ってきた。
秋も半ば。

雲のたくさん出ている晴れの日。
これが私の「いい天気」。
今日はそのいい天気。
雲に誘われて、カメラを持って外に出る。

今日のレンズは、LEITZのELMAR90mm。
古いレンズだけど、とてもよく写る。
万事中庸で、目立ったところがない。
尖ったところのない丸みのある優しい写り。
こういう人になりたい、と思うが、
それは、はるか遠く。
まあ、あこがれるのは勝手。

歩いているうちに、どんどんと雲が切れて、
いつの間にか、まっさらな晴天。
ま、それはそれ。
季節の変化を感じながら、
ゆっくりと歩く休日の午後はしあわせ。

「呼んでる口笛 百舌の声」
という「小さい秋」の歌詞が前から気になっている。
百舌の声は口笛には聞こえない。
ジョウビタキの声を聞いて、
これならば口笛に聞こえるかな、と思う。
あるいは、この歌詞は、
「口笛と百舌の声が両方聞こえる」ということなのかな。
などと思う、秋の日。

SONY α7 Leitz Elmar90/4.0