祝日。

ありがたい。
ありがたいけど、いつもと同じ時間に目が覚める。
昨日は12時前に帰ってきて、寝たのは1時過ぎ。
それでも、いつもどおりに目が覚める。
ならば、と出勤の時間にカメラを持って散歩に出かける。

今年は、菜の花の当たり年なのか、春の河川敷は菜の花でいっぱいだった。
花は終わってしまったけれど、茎や葉が勢いを持って河川敷に広がっている。
10年くらい前にもこんなことがあった。
くだらないことは、いつまでも覚えている。

河川敷は、鳥の声であふれている。
ウグイス、ホオジロカワセミ・・・そして、今年はじめてヨシキリの声を聞く。
決して美しい声ではないけれど、カエルにも似た愛嬌のある声。
もう初夏の趣。

歩いていると、体のあちこちが軋んでいる感じがする。
油が足りない。
いや、軋んでいるのは自分の心か。
ゆっくりと歩きながら、心に油を注す。

時を変え、カメラを変え、自分の目を変えれば、
風景は無限である、と思う。

SONY α7 Leica Summicron50mmF2.0