今回の入院は、左眼網膜剥離の手術。

退院の日の朝、なぜか突然不安な気持ちになった。
外の景色を眺めながら、
「自分はちゃんと外を歩けるんだろうか」
と。
うれしいはずの退院なのに、
なぜか弱気で不安な自分。
マリッジブルーならぬ退院ブルーだろうか。

その不安は、杞憂ではなくて現実のものとなった。
入院中、左眼にずっと眼帯をしていたのを久しぶりにはずして歩いたのだが、
歩いて頭が動くたびに目の前の風景が歪んで見える。
リハビリのつもりで15分ほど歩いたら、
もう歩けなくなって、タクシーで家に戻った。
脳が片目に慣れてしまって、両目から入る情報に戸惑っているようだ。
少しずつ慣れていこう。