先日amazonで購入したMoonridersのアルバム”ムーン・オーヴァー・ザ・ローズバッド”を聞いている。
一昨日、発売日に届いたのだが忙しくて聞くことができず、
今ようやくゆっくり聞いている。
最初は、歌詞カードを見ながら聞いていたのだが、
どうも歌詞の意味に意識が行ってしまい、
音楽が楽しめない。
1度通して聞いてみたが、
どうも面白くない。
そこで、歌詞カードを見ずに音の流れにまかせて聞いていると、
実に楽しいアルバムであった。
Moonridersは、今年で結成30年のバンドで、
今回が19枚目のオリジナルアルバムである。
今回は30周年記念ということで、かなり「バンド」を意識しての仕上がりである。
元からバンドなのに、「バンドを意識して」というのは変な言い方だが、
それぞれの仕事が忙しくレコーディングでメンバー全員がそろうことがほとんどないままにアルバムが完成してしまったり、
コンピュータの打ち込みを多用していたりで、
「バンド」という感じは薄いバンドであったように思う。
今回は、音の勢いというか、手触りというか、そういうものが前面に出ている。
荒い、という言い方もできるかもしれないが、
これはあえてそういう風に作っている。
よく聞けば、やっぱり音は変だし、
歌詞もどこかおかしい。
なるほどMoonridersである。
ふざけているようで、大真面目。
いつも新しい音を聞かせてくれる、Moonridersである。