引越しの前後は、粗大ゴミだしが明日で、電気屋が明後日に来て、その日の午後は前の家に電話の工事に来る、
などといろんな予定が山盛りで、
しかも当然仕事もあるので、頭の中が予定でいっぱいになって、
さらに年のせいか、それを忘れてしまったりするので、
ずいぶんとへこんだものだ。
そんなときには本を読む気にもならず、
1ヶ月以上も、本を読むことができなかったのだが、
最近やっと本を読めるようになって来た。
今読んでいるのは、小説家保坂和志の「小説の自由」。
小説を書くということの意味に関する論考であるが、
概ね平易な言葉で書かれているにもかかわらず、難しい。
引用されている小説の面白さがいまいちわからず、
ということはこの本に書かれていることも理解していないんだろうな、
と思いながらも、6割ほどまで読み進んでいる。
何か、小説に限らず創作一般にかかわる秘密に触れるようなそんな感じがして、
そんな読み方は邪道なんだろうけど、
それはそれで読者の勝手ということで、
好きに読ませていただいている。
続編もあるらしいので、しばらく楽しめそう。

小説の自由

小説の自由