天下無双の建築学

最近読んだ本。
藤森照信「天下無双の建築学入門」。
おもしろい。
特別建築に興味があるわけではないが、
大変楽しく読んだ。
特に、「古代の建築術」。
著者の興味がこの周辺に強いらしく、
そこここに著者独特の発想や工夫や実践が顔を出して、
実際にそれを試しているところなどを想像するとにやりとしてしまう。
石器では竹は切れない、とか、
石斧は軟らかい石のほうがいい、とか、
理由を聞いてみればなるほどと膝を打つのであるが、
こんなことは考えたこともなかった。
たとえば、縄文時代にはもちろん「板」などというものはないわけで、
私たちが日常当たり前と考えているものがない時代に、
どのように考え、どのように暮らしてきたのかというあたり、とても興味深い。
私はかつて、学校で習う歴史がキライであったが、
それは権力者の歴史にすぎないからであった。
しかし、この本のような視点で歴史に接してみるとたいへん面白いと思う。
文章もたいへん読みやすく、気軽に読める一冊としておすすめ。
天下無双の建築学入門 (ちくま新書)

今、パリーグプレーオフを観ている。
おもしろい。
ここ最近みたことがないような緊張感溢れる好ゲーム。
しかし、千葉ロッテはいいチームだなあ。
選手たちに気迫が満ちていて、
見ていて気持ちがいい。
あと1イニング。
がんばれ、千葉ロッテ

今、千葉ロッテの優勝が決まった。
バレンタイン監督、恐るべし。
しかし、「31年ぶりに優勝」の31年前を知ってる自分がちょっと・・・。
それはさておき、日本シリーズである。
楽しみである。