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昨日は、朝から仕事。
そして夜は、モノクロ普及委員会例会。
来年4月に予定されている第2回目の展示の話、合宿の話、11月の自転車ツアーの話、などなど。
15名の参加で、毎回不思議と同じくらいの参加人数になる。
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今読んでいる本。
保坂和志「カンバセイション・ピース」。
小説家である”私”をとりまく日常の話。
500ページ弱のけっこう長い話のうち、360ページぐらいまで読み進んだところ。
全部読んだところで感想を述べるのが普通なのだろうが、
読んでいる途中のほうが、なんというか生々しい感じがしていい。
そして、たぶん最後まで読んでも、今と同じような感想であるということが予想されるので。
これといって何も起こらない話で、家の中にたくさんの人や猫がいて、
そこに昔そこに住んでいた人たちが遊びに来たりで、
ほとんどは家の中での会話や猫たちの行動によって話はできあがっている。
家の外に出るのは、ときどき行っているプロ野球観戦や夏の墓参りの時ぐらい。
ただ、日常に起こる事柄に対する自分の反応に非常に敏感で、
それを周囲の空気や自分の肉体的感覚や過去の記憶と絡め合わせ文章で表現していく、
ありそうでない不思議な小説。
退屈なのに、なぜかどんどん読み進んでしまう。
- 作者: 保坂和志
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/03/28
- メディア: 文庫
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