昨日のこと。
午後、東福寺のスペース・イサンへ、劇団カミヒトエの芝居を見に行く。
桜の樹に悲しい思い出を持つ女性が立ち直っていく話。
こう書いてしまうと話は単純であるが、
そこに働く不思議な力、縁、そして桜の樹の魔力。
一つの心が立ち直るときに必要な、いろいろな力が、
静かに美しく描かれている。
人は忘れていく動物で、
それは悲しいことであるけれど、
だからこそ生きていける、
そして記憶を美しく織りながら生きていけるのだろう。
人はそれぞれ与えられた場所で、精一杯の今を生きるしかないのだ。
でも、人は一人なのではなく、
たくさんの力が働いて、人を生きさせるのだ。
そう思うと、生きる元気が湧いてこないか?

芝居を見た後、梅田のヨドバシカメラで印画紙、現像液などを購入し、
心斎橋のGalleryNadarへ。
7時より、モノクロ普及委員会例会。
今回は、モノクロ暗室実習。
それぞれが持ってきたネガからプリント。
大まかな工程は同じであるが、
細かい部分で違いがありおもしろい。
焼いている本人は、まわりからいろいろなことを言われて戸惑ったかもしれない。
でも、そこから自分なりの方法を見つけ出すきっかけになればと思う。

今日午後はサッカー。
暑さで倒れそうになる。
ドイツの俊輔の気持ちがわかる。(うそ)